1.準備
現場に必要な機材を準備します。
前日、もしくは当日の出発前までに余裕を持って準備しておきます。機材リストを見ながら、倉庫で機材やケーブル関係を準備します。ケーブルや小物はザルにまとめ、機材は台車に乗せてすぐ車に積める状態にしておきます。イベントによってはスーツなど服装の指定や出張があります。事前にTPOに合わせた服装や宿泊の準備をしておきましょう。

2.積み込み・移動
準備した機材たちを車に積み込みます。車は揺れるので、安定するよう考えながら積みます。台車は下ろすときに最初に取り出せるよう手前に(最後に)積み込むのがポイントです。
事前に現場の住所を調べておいて、ナビに登録します。搬入時間の15分前には現場付近に到着するよう逆算して出発します。
安全運転で行きましょう!

3.積み下ろし・搬入
現場に到着したら搬入口を確認します。
機材を下ろします。搬入しやすいように台車の上に機材を乗せていきます。
機材を全部下ろし終わったら、車を指定された駐車場へ駐車します。会場まで搬入エレベーターなどでゴロゴロ押して搬入します。

4.設営
会場に到着したら、使用していい机などを確認し、機材の設営を開始します。会場に人がいたら知らない人でもとりあえず挨拶しましょう。
設営はすることがたくさんあります。
最初は何したらいいかわからないと思うので、先輩に指示を仰ぎます。一個終わったら次の指示ををもらって周りを見ながら行動していくという流れです。

5.テクニカルチェック
テクニカルチェックとは、本番が円滑に進行するように、本番前に映像や音声の調整をすることです。設置した機材とケーブルが間違いなく接続できているか、スクリーンに映像が適切に映っているか、スピーカーからの音量が適切に聞こえるか、マイクの音量が適切か、などなどあらゆるテクニカルなことを確認・調整していきます。最近は配信現場もあるので、インターネットのスピードチェックや、配信、リモートのチェックなどもこの時間におこないます。リハーサルも兼ねたりします。

6.本番
いよいよ本番です。
リハーサルや台本通りに進行します。
ディレクターがいる場合は演者(出演者)や時間などの情報共有をおこないます。
何かトラブルが起こった時は慌てず原因を探し対処します。トラブルの内容と原因・対処した内容は忘れないようメモをしておきましょう。報告できるタイミングで必ずディレクターと先輩に報告します。(報告大事!)先輩から現場の担当の人に伝えます。

7.撤去
本番が無事に終了したら、撤去作業になります。
電源を落としていきますが、音響関係は落とす順番があったりします。音響さんがいた場合は、電源を落としていいか一言声をかけてから落としましょう。
ケーブルは、八の字巻で回収していきます。
搬入の時と同じように、全て元に戻して綺麗にまとめます。終わったからといって勝手に搬出せず、現場の担当の人に搬出してもいいか確認してから、搬出します。

8.帰社・片付け
積み込みが完了したら、現場担当の人に挨拶に行きます。OKがもらえたら帰社します。安全運転で帰りましょう!
会社に着いたら車から機材を下ろし、倉庫の指定の場所に機材を戻し、片付けます。最初のうちはどこに何があるかわからないと思いますが、先輩に何回でも聞いてOKです!一緒に準備や、片付けをやるうちに機材の名前や場所を覚えます。片付けは積極的に参加しましょう。

9.報告
無事に終わったとしても、何かトラブルがあったとしても、必ず上司か社長に報告します。
これで現場の1日は終了です。
お疲れ様でした!
